【医師監修】糖尿病の重大な合併症、糖尿病腎症。リスクと食事の注意点とは?

糖尿病腎症がある人の食事の注意点は

糖尿病腎症を合併している糖尿病患者さんは、症状の状況に応じて食事に注意する必要があります。第1期の段階では糖尿病食を守り、血糖コントロールと減塩に努めます。第2期ではこれらの条件に加えて、たんぱく質の摂りすぎにも気をつけます。

第3期ではたんぱく質の摂取を控え、減塩とカリウムの値に注意します。第4期になると減塩の継続に加えて、タンパク質とカリウムの摂取量をさらに減らします。

症状が第5期まで進むと、透析治療を行います。この段階では適切な範囲内でカロリーを摂りつつ、主治医の指示にもとづいて、塩分と水分、カリウムの摂取量に注意しなければいけません。

また、食塩の摂りすぎは血圧の上昇を引き起こし、腎臓に負担をかけてしまいます。厚生労働省が公表した「日本人の食事摂取量基準2015年版」では、12歳以上の男性の1日の食塩摂取量の目標量を8.0g未満、女性の目標量を7.0g未満とさだめています。高血圧の人は摂取量をさらに減らして、1日6g未満に抑えます。

「食材の旨みをいかす」「香辛料や酸味・香味野菜を使って味にアクセントをつける」「だし割醤油や減塩調味料を利用する」などの工夫をすると、食塩摂取量を減らせます。

糖尿病腎症の段階が進むと、制限しなければいけない食事の基準が厳しくなります。食事以外でも、症状の進行を抑えるためには、日常生活のさまざまな点に注意をはらわなければいけません。糖尿病腎症の影響を最小限に抑えるために、すでに発症している人はもちろんのこと、まだ自覚がない人も、自分の状況に合わせた腎症対策を行いましょう。

参照・参考
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター
一般社団法人全国腎臓病協議会 全腎協

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