【医師監修】旬は春・秋の2回!糖尿病患者さんが桜えびを食べていい理由とは

殻にパワーあり!桜えびに含まれる栄養とは

桜えびの魅力は、殻や尾、ひげの部分までを丸ごと食べられるところです。えびの殻部分にはカルシウムのほか、キチン質と呼ばれる食物繊維が豊富に含まれています。キチン質には腸内環境を改善し、免疫力を高める働きがあります。

また、キチン質はアミノ糖の一種であるグルコサミンや、カロテノイドの一種であるアスタキサンチンに分解されます。えびを加熱すると殻が茶色から赤く変色しますね。この赤い色素がアスタキサンチンです。

アスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールが血管内部に付着するのを防いで動脈硬化を予防する働きがあるといわれています。

一方グルコサミンは膝の関節痛をやわらげるサプリメントにも用いられていますが、摂取しすぎると血圧・血糖値をあげてしまうことが懸念されてもいます。

糖尿病患者さんがグルコサミンを摂取する場合、適量を食品から摂取する場合はそこまで過剰な摂取にはなりませんが、サプリメントとして使用する場合に注意が必要であることは覚えておいてください。

さらに桜えびをぎゅっとかみしめると、えび特有の甘味が感じられます。この甘味はえびに豊富に含まれるグリシンやプロリンなどの遊離アミノ酸からきています。

こうした遊離アミノ酸の中でも、特に糖尿病の患者さんが注目したいのが「ベタイン」です。ベタインには糖の吸収を抑制する働きがあるため、血糖値を下げることへの効果が期待されています。

一方で桜えびを食べる際には、気をつけておきたい点もあります。まず、えび類にはコレステロールが含まれることも指摘されています。これについては、豊富に含まれるタウリンがその作用を緩和してくれてもいます。

もう1点、覚えておきたいことは、桜えびがカリウムを多量に含む食品でもあることです。腎機能が低下して血中のカリウム濃度が高くなると、不整脈や心停止による突然死を起こす危険があることが知られています。

特に糖尿病腎症の3期以降では、カリウムの摂取制限が必要となります。桜えびには可食部100gにつき、素干しで1,200mg、煮干しで680mgのカリウムが含まれています(出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂))。食べ過ぎてしまわないように注意しておきましょう。

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