糖尿病の食事コラム

糖尿病の食事療法。早めにつかもう、献立作りのコツ

糖尿病治療において、最も重要になるといっても過言ではない食事療法。
医師や管理栄養士から、1日の指示単位(摂取カロリー)や栄養素についてなどの食事指導を受け、いよいよ実践。しかし慣れないうちは、糖尿病食の献立作りは難しく、面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、糖尿病食の献立作りのポイントをお伝えしていきます。

まずは「食品交換表」を用意。1日の指示単位を3食(+間食)で割り振り
食事療法を始める際にまず用意したいのが「糖尿病食事療法のための食品交換表」。あらゆる食材の単位数や、献立の組み立て方の参考なども載っています。よく食べる食材の単位数については、初めは「食品交換表」と照らし合わせながら、徐々に頭に入れていくと良いでしょう。
次に、1日の指示単位を3食でおよそ3等分します。間食をする場合は、あらかじめ間食分の単位数を加味して考えます。また指示単位のうち、50~60%を炭水化物で摂ることが望ましいとされています。

指示単位=20単位(1,600kcal)、炭水化物55%の場合の単位数の割り振り例

●朝食

表1

表2

表3

表4

表5

表6

調味料

合計

3

0.5

1

 

0.3

0.3

0.4

5.5


●昼食

表1

表2

表3

表4

表5

表6

調味料

合計

3

 

2

 

0.8

0.4

0.1

6.3


●夕食

表1

表2

表3

表4

表5

表6

調味料

合計

3

 

2

 

0.4

0.5

0.3

6.2


●間食

表1

表2

表3

表4

表5

表6

調味料

合計

 

0.5

 

1.5

 

 

 

2


昼食が外食、夕食を摂る時間が遅い、などといった場合は夕食の単位数を減らすなど、それぞれのライフスタイルや日々の事情に合わせて臨機応変に調整することも大切です。


食べても良い主食の量は、早めに覚えて

次に、糖尿病食の献立作りで重要なのが、血糖値に影響を及ぼす主食の炭水化物の量を把握することです。
まず先ほど見たように、自分が食べても良い炭水化物の単位数を知り、よく食べる主食(ごはん、パンなど)ではどのくらいの量に相当するかを覚えてしまいましょう。


主食の1単位あたりの目安

  • ・ごはん(玄米ごはん、麦ごはんも同じ) 50g → 小さい茶碗軽く半杯
  •  
  • ・もち 35g → 4×5×1,5cm大1個
  •  
  • ・食パン(ライ麦パン、ぶどうパンも同じ) 30g → 1斤6枚切り約半枚
  •  
  • ・うどん(ゆで) 80g → 1/3玉
  •  
  • ・小麦粉(白玉粉、そば粉、パン粉も同じ) 20g → 大さじ2杯

ごはんについては、毎回使うお茶碗を決めて目分量で覚えましょう。
このとき、少し小さめのお茶碗を使うことによって量が多く感じられるので、そういった工夫も取り入れると良いですね。


主食・主菜・副菜を揃えて

基本的な献立は、

 
  • ・主食 1つ (ごはん、パンなどの「表1」の炭水化物)
  •  
  • ・主菜 1つ (肉、魚、卵、大豆などの「表3」のたんぱく質)
  •  
  • ・副菜 2つ (「表6」を中心とした野菜)

このように作ると、自然にバランスの良い食事となります。
ワンプレートで済ませる場合などは、野菜が不足しないように心がけましょう。

また間食では、食事の中に取り入れづらい「表2」のくだものか、「表4」の乳製品を1~2単位分摂るのがおすすめです。
間食を摂る時間帯などは、医師や管理栄養士と相談して決めてください。


継続することが大切。無理なく続けていきましょう

糖尿病の食事療法は、継続していくことが大切です。食事は毎日のことなので、早めに献立作りのコツをつかんで無理なく続けていきましょう。

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