糖尿病の食材レシピ

糖尿病の治療中でも食事を楽しむ!旬を取り入れた料理を。~ふき編~

糖尿病の食事療法というと、「減塩で薄味」「カロリー控えめで満足できない」といったイメージがあるかもしれません。

確かに、糖尿病の食事療法においては、塩分の摂取や摂取カロリーには気を付ける必要があります。
しかし、盛り付けや調理法などを工夫したり旬の食材を取り入れることによって、味もボリュームも満足のいく食事をすることは可能です。


また糖尿病の食事療法は、食材を計ったり計算するのが難しいと思われるかもしれませんが、「糖尿病食事療法のための食品交換表」を用いて献立作りをすることで簡単にバランスの良い食事を作ることができます。


旬を取り入れる。旬の食材のメリット

野菜などの食材には旬と呼ばれる、他の時期よりも新鮮で美味しく食べられる時期があります。
旬の食材には3つのメリットがあります。


1.鮮度がよく、価格が安い
 旬の食材は、鮮度の良いものが手に入りやすく、たくさん採れるため大量に出回り価格が安くなります。
2.他の時期よりも栄養価が高い
 その作物本来の成長に任せ、自然の恵みをたっぷり受けて育つため旬の時期の作物は栄養価が高いと言われています。
3.味が濃くて美味しい
 栄養価が高いことと同様に、香りやうまみも豊富なので味が濃くて美味しく感じます。

今やハウス栽培や農業技術の発達によって、多くの作物が一年中季節を問わずスーパーに並ぶようになりました。

しかし、やはり旬の食材は味・栄養・価格のどの面を取ってもメリットの大きいので積極的に取り入れたいところです。
また、味が濃いので調味料を抑えることができ、塩分や糖分を控えたい場合にも旬の食材はおすすめです。


食品交換表「表6」に分類される淡色野菜の「ふき」。下処理の方法とレシピ

食品交換表は、炭水化物やたんぱく質、ビタミン・ミネラルといった栄養素ごとに食品を6つに分類して考えます。
食品を「単位」に置き換え、それぞれの決められた単位数によって食品を選び、献立を組み立てていきます。


ふきは、「表6」の中の淡色野菜に分類されます。
ふきは、春から初夏が旬。食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。
ふきを茹でたもの100gのエネルギーは8kcalで極めてカロリーの低い野菜です。
また、食物繊維は100g中1.1g含まれています。
参考:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/fuki4.htm

 ◆ふきの調理法、保存方法

ふきは鮮度が大切。収穫後、時間が経つにつれてアクが強くなってくるため、買ってきたらすぐに下処理を行って保存するようにしましょう。

 1.鍋に入る大きさに切りそろえ、まな板の上に並べます。
 2.ひとつかみの塩をふりかけ、まな板の上で手をこすりつけるようにごろごろと転がします。(板ずり)塩が十分にふきになじんだら板ずりは完了。
 3.できるだけ大きな鍋にたっぷりの湯を沸騰させ、塩がついたままのふきを入れます。
 4.強火のまま3分程度煮ます。ふきの色がきれいな緑色に変わればOK。葉がある場合、葉のゆで時間は1分弱です。
 5.茹であがったらすぐに冷水に取り冷まします。
 6.冷水にさらしたまま、ふきの1本ずつ皮をむき、また水に浸けます。
 7.皮をむき終わったふきは、さらにあく抜きのためそのまま一晩水に浸けておきます。
   タッパーなどで水にさらした状態で1週間程度日持ちします。


◎ふきの炊いたん  (材料:2人分、エネルギー:30kcal)
huki<材料>
・ふき    4本程度
・だし   カップ1/2
【A】
・酒    小さじ1
・砂糖   小さじ2
・うす口しょうゆ 小さじ1/3
・塩    少々
・削り節  適量
・木の芽(あれば)少々

1.下処理をしたふきは太い部分は縦半分に切り、約4cm長さに切る。
2.鍋にふきと、だしを入れて中火にかけ、煮立ったら【A】を順に加える。落としぶたをして、アクを取りながら約15分間煮る。
3.耐熱容器に削り節を入れ、電子レンジで10~20秒ほど過熱し乾燥させる。
4.2に3を入れて混ぜ合わせ、器に盛り木の芽を飾ってできあがり。


参考:http://www.kyounoryouri.jp/recipe/8401_%E3%81%B5%E3%81%8D%E3%81%AE%E7%82%8A%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%93.html

食事を楽しむことを忘れない。美味しく食べて、きちんと継続しよう

糖尿病の食事療法において大切なことは、きちんと毎日継続して行っていくことです。
食事は毎日のことなので、その楽しみをできるだけ損なうことなく美味しく食べて、続けていくことが重要です。


旬の食材を取り入れることも、食事に満足感や彩りを添える方法の一つです。
今回取り上げたふきは少し下処理に時間がかかりますが、春野菜ならではのほんのりとした苦味が美味しい食材なので旬の時期にはおすすめです。
栄養も豊富で安価な旬食材を逃さず、糖尿病の治療中でも上手に食事を満喫しましょう。

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