「シリアル」が良い!?食物繊維を積極的に摂りたい糖尿病食!

なぜ食物繊維は糖尿病に良い?

糖尿病の予防や改善につながる食物繊維ですが、食物繊維にはどのような作用があるのでしょうか。

①食後血糖値の上昇を抑える

食物繊維は摂取した食べ物が胃から小腸へと移動する時間を遅らせ、栄養の消化吸収を緩やかにする働きがあります。
つまり血糖値を上げる糖質の吸収のスピードが遅くなるため、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができるのです。
また、インスリンの分泌を促して血糖値を下げる作用のある「インクレチン」と呼ばれる消化管ホルモンは、食物繊維の多い食事によって分泌が刺激されると考えられています。

②食べ過ぎを防ぐ

「インクレチン」と呼ばれる消化管ホルモンは、脳の中枢神経に働きかけて食欲を抑える作用もあります。
食物繊維の多い食事をすると、食事の早い段階で満腹感が得られ、食べ過ぎによる血糖値の上昇やカロリーオーバーを防ぐことができます。

③肥満や糖尿病合併症を防ぐ

糖質に偏った食事を摂ると、食後血糖値が急上昇し、それを下げるべくインスリンが余分に分泌されやすくなります。
余分なインスリンにはブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞として蓄える作用があります。
つまり、食後に高血糖が続くと中性脂肪も高くなって肥満や動脈硬化を起こしやすくなり、糖尿病の合併症のリスクも高くなります。
食物繊維の多い食事を摂ると、食物繊維が食後血糖値の急上昇を抑え、肥満や動脈硬化を防ぐことができます。

糖尿病リスクが低減!食物繊維の摂取で注目されるシリアル

食物繊維の中でも「穀物のシリアルによる摂取が最も糖尿病リスクを下げる」という研究報告があります。
一昨年12月に開催された世界糖尿病会議で、中国の研究グループが発表したもので、食物繊維を穀物のシリアルから1日10グラム摂取すると、発症リスクが30%も減少するというものです。

また、ケンブリッジ大学の研究グループが、欧州の8カ国の2万9,000人以上を平均11年間追跡した大規模研究では、食事中の食物繊維が1日26g以上と最も多いグループでは、1日19g未満と最も少ないグループに比べ、2型糖尿病の発症が18%低下することが明らかになりました。

さらに、糖尿病の発症リスクは、野菜を多く摂取したグループで16%低下したのに対して、シリアルを多く摂取したグループでは19%低下し、野菜よりもシリアルにメリットがあることも明らかになりました。

欧州においてシリアルは、大麦やオーツ麦、ライ麦、玄米、ふすまなどの雑穀に、ナッツ、ドライフルーツなどを加えたものが主流。
食物繊維に加えビタミン、ミネラルなどを手軽に摂取することができ、人気があります。

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