糖尿病の食事コラム

脂肪のとりすぎに要注意!糖尿病と脂肪の関係

糖尿病では食事療法こそが治療の基本であり、とても重要です。
食事療法は継続して日々続けていくことが肝要なので、おろそかにしないようにしたいものです。
糖尿病の食事療法では、特に糖質のとりすぎに気をつけることを言われますが、合わせて脂質の摂りすぎにも気をつけなくてはいけません。


なぜ脂質を摂りすぎてはいけないの?

食べ物の栄養素は、大きく分けて、糖質、脂質、たんぱく質に分けられます。


糖質の摂取量を減らそうとして、エネルギーを他の栄養素で補うべく脂質の摂取量が増えてしまいがちですが、糖尿病の食事指導でも「バランス良く摂るように」と何度も繰り返し言われるように、糖質だけを制限するのではなく、脂質の摂り過ぎにも注意が必要です。


血糖値が高くなると、余分な糖を利用して中性脂肪が作られます。
中性脂肪が150mg/dL(空腹時)まで増えて高トリグリセリド血症となると、血糖値を下げる働きをするインスリンの効きが悪くなってしまいます。

(出典:http://www.tounyou-qa.com/qa85.html)

そのため、脂質の摂り過ぎは血糖値をコントロールに悪影響を与え、糖尿病治療の妨げとなってしまうのです。


脂質を上手に控える方法

糖尿病の食事療法において、3大栄養素である、糖質、タンパク質、脂質のバランスの目安は以下の通りです。


  • 糖質50~60%
  • たんぱく質15~20%
  • 脂質20~25%

糖質、たんぱく質が1gあたり4 Kcalのエネルギーを生むのに対し、脂質は1gあたり9Kcalエネルギーがあるので少量でも摂取量に注意する必要があります。
炒めるときの油や、パンなどを作るときに含まれるバター、サラダにかけるドレッシングなどももちろんカウントされるので、何の気なしに使っている脂質にも気を配ることが必要です。


特に、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールの増加につながりやすい飽和脂肪酸を含む動物性脂肪を避け、なるべくオリーブ油や菜種油、サバなどの青魚に含まれる不飽和脂肪酸を摂るようにしましょう。
不飽和脂肪酸は、LDLコレステロールを減らす働きがあります。

(出典:http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/yobou/110/index.html)

普段の食事では、ちょっとした手間で油をカットすることができます。
たとえば、肉を料理するときは、脂身をあらかじめ取り除いたり、鶏ささみやヒレ肉など油の少ない部分を選ぶようにしましょう。
調理方法としては、焼くのではなく、なるべく茹でる、蒸すなど油が落ちる料理方法にするとさらに効果的です。


外食の際には、揚げ物を避けることはもちろんのこと、肉よりも不飽和脂肪酸の多い魚の定食を選ぶと良いでしょう。洋食は、チーズやバターなどの油分を多く含むものを使っている場合も多いため注意が必要です。
中華料理も多量の油で炒めますので、なるべく和食がおすすめです。
また、メニューにカロリーが表示されているレストランなどもありますので、外食時には上手く利用しましょう。


脂質を抑えても満足できるレシピ

食事療法をしていても食事は楽しみたいもの。脂質を減らしても満足できるレシピを紹介します。

☆さくさくコロッケ

コロッケは通常油で揚げて作りますが、炒めたパン粉をまわりにつける方法ならヘルシーです。
通常のコロッケと同様に、玉ねぎなどの具材を炒め、つぶしたじゃがいもを丸めて作ります。
(お肉は控えてなるべく野菜だけにするとより脂質やカロリーを控えることができます。)


通常は、小麦粉・卵・パン粉とつけますが、その代わりに、あらかじめ少し焦げ目がつくくらいまで炒めておいたパン粉を成形されたコロッケにまぶして軽く押してくっつけます。
焦げ目がつくくらいまで炒めたサクサクのパン粉をまぶすことで、揚げなくてもサクサクな食感が楽しいコロッケです。


☆ボリューム満点ヘルシー棒々鶏 

ヘルシーな鶏のむね肉を使います。
皮は脂が非常に多いため、なるべく取り除いて使いましょう。


鶏むね肉(皮なし)240gをそぎ切りにして、幅1cmほどに切り、沸騰したお湯で5分程度茹でます。
万能ねぎ(みじんぎり)20g、しょうゆ大さじ1、酢2.5、ごま油 小さじ1を混ぜてドレッシングにします。
きゅうり1本を千切り、トマトはスライスにして、茹でた鶏肉とともにさらにのせ、ドレッシングをかけてできあがり。
さっぱりとした味わいですが、ボリューム感のある一品です。


キーワードは「バランスよく」

食事療法は、糖尿病治療においてとても重要なことです。
また食事は毎日のことなので、できるだけ負担をかけず無理なく継続していくことが大切です。


まずは、どんな食材や料理に脂が多いのか、どんな調理法であれば脂を落とせるのかなどを知って、できるところから始めていきましょう。


参考:https://jp.diabetes.sunstar.com/food/recipe/maindish/maindish12.html

健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」

糖尿病とうまくつきあう食生活のコツ

次の食材のうち、血糖値を上げにくいものがどれでしょう?

1.うどん
2.玄米
3.とうもろこし

糖尿病とうまくつきあう

関連記事一覧