糖尿病と外食

糖尿病でも我慢しない!上手に血糖値をコントロールしよう

お菓子やお酒などの嗜好品は、糖尿病の方はとってはいけないといわれることがあるのは、血糖値の上昇に影響があるからです。

ペットボトル症候群をご存知でしょうか?容器が問題ではなく、糖分を多く含むペットボトル飲料により起こることからつけられた言葉ですが、ジュースやスポーツドリンク、加糖コーヒーなどの飲料を多量にとり高血糖に陥り、ひどい時は昏睡状態を引き起こし、とても危険です。

お菓子やお酒も糖分のとり過ぎが問題となるのです。お菓子やお酒などの嗜好食品は適度ならば心に安らぎを与えてくれます。絶対にダメだと我慢をしてストレスを溜めてしまうより、嗜好食品の適量を覚えて上手にとり入れ、食生活に楽しみをもって血糖値をコントロールしていきましょう。

ローカロリーや低カロリーの飲料は大丈夫?!

市販飲料にはローカロリーや微糖などとうたわれた飲料がたくさんあります。しかし市販飲料には意外なほど糖分が含まれています。

・缶コーヒー200g:糖分約17g=3gのスティックシュガー約6本

・スポーツドリンク500ml:糖分約20g=スティックシュガー約7本

※微糖や糖質0でない通常の飲料の場合

市販飲料でなければ飲み物でこんなにお砂糖をいれることはまずないでしょう。市販飲料などに入っている砂糖やブドウ糖などの糖分は消化吸収が早く血糖を上げやすく(※)高血糖の原因になりやすいので一度に多くとらないように注意が必要です。ローカロリーや低カロリーの飲料は下記に栄養表示基準をあらわしていますが、とり過ぎれば高糖分になるので飲料はカロリーのないお茶や水などを習慣で飲むように心がけた方が無難です。飲料の表示にも注意しましょう。

※同じ等でも果糖の場合、甘味は強くても血糖値は上げにくいです。ただし中性脂肪値を上げるので注意が必要です。

消費者庁の栄養表示基準

・カロリーオフ・低カロリー・ローカロリー・カロリー控えめ=液状100ml当たり20kcal以下

・カロリーゼロ・ノンカロリー=液状100ml当たり5kcalに満たないこと

・カロリー○○%カット=従来の物よりも○○%カロリーを減らしたもの(会社独自の基準による)

おやつは甘くなければ大丈夫?!

 甘みの強い糖分は飲料だけでなく、お菓子の中にもお料理の中にも隠れて含まれています。和菓子の羊羹などあんこがたっぷりのおやつや、飴玉などは砂糖のかたまりを食べているのと同じになってしまうので避けるほうがいいでしょう。菓子類には糖分もさることながら、油脂分が多く含まれエネルギー過剰に注意が必要です。医師にかかると血糖コントロールの状況をみて、おやつは少しならいいよといってくれる時もあればおやつは今のところ厳禁といわれる時もあるかと思います。「少しならいい」の目安としては80Kcal~160Kcalです。しかし、毎日は避けましょう。

 また最近では、糖尿病患者さん向けに、低カロリーで糖類も少ない甘味料(アスパルテーム、スクラロース、パルスイート、ラカントなど)を使用したお菓子もあります。これらの甘味料は人の消化管では消化・吸収されず食後の血糖値にほとんど影響しない特徴があります。完全にゼロカロリーではありませんが糖尿病の方にとっては甘いものを食べても血糖コントロールがしやすくなります。しかし多用していると甘い味に鈍感になり、より強い味を好むようになるため甘味料でない食品であってもついつい多量に摂取しがちになり血糖コントロールが乱れる可能性もあるので注意が必要な面もあります。

お酒の適量とは

 お酒にはアルコールと糖分が含まれています。アルコールの代謝は早くて体内にたまりにくいですが、糖分は体内に脂肪としてたまりやすい傾向があります。またお酒は食欲を増進させる作用もありますし、さらに脂っこいおつまみが好まれるため脂肪として肝臓に蓄積されやすくなります。肝臓にも負担をかけることになります。

控えるポイント

・適量飲酒を心がける

 ・休肝日を週2日つくる

 ・ウイスキーや焼酎は薄めて飲むとアルコール量をコントロールしやすい

 ・おつまみは野菜や海藻類など低カロリーのものを

1日のお酒の適量(約200kcal)

 ・日本酒1合

 ・ビール中ビン1本

 ・焼酎(25度2/3合)

 ・ウイスキー(ダブル1杯)

 ・ワイン(グラス2杯)

お酒は血糖コントロールの状態によって医師からストップがかかる場合もあります。

最後に

 お菓子やお酒などの嗜好食品は食生活の楽しみです。しかし糖分の多い食品、カロリー過剰になる食品には気をつけなければいけないことがおわかりいただけたでしょうか?糖尿病だからおやつは食べないと決めてもテレビや雑誌でおすすめのスイーツなどの特集もあったりして食べたい欲求がふくらみます。衝動的に食べてしまうと高血糖の原因になりますので、無理なく適量で血糖コントロールしながら上手につきあっていくことをおすすめします。

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糖尿病とうまくつきあう食生活のコツ

次の食材のうち、血糖値を上げにくいものがどれでしょう?

1.うどん
2.玄米
3.とうもろこし

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