
塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓病、腎臓病といった深刻な病気の発症につながるといわれています。
この問題は、日本の医療費にも影響をおよぼしています。平成29年に厚生労働省が公開した「平成27年度 国民医療費の概況」では、高血圧性疾患の医療費の総数は1兆8,500億円にものぼると記載されています。平成26年度の1兆8,513億円よりはやや減少しているものの、未だに税金から高額な医療費が費やされているのです。
イギリスでは、食塩の摂取量が減ったことで、医療費が減少したというケースが報告されています。今回は医療費との関係についても触れつつ、減塩の大切さをお伝えします。