食材選びをお助け!糖質、脂質、アルコールに注目した「食材早見表」はこちらから

【医師監修】糖尿病患者さんが飲んでも大丈夫?甘酒の栄養と注意点

栄養豊富な甘酒。糖質・カロリーには要注意

甘酒はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB類など様々な栄養を含み、「飲む点滴」とも呼ばれてきました。暑い時期には、夏バテや熱中症予防のためにもよく飲まれています。

甘酒には酒粕からつくられるものと、米麹からつくられるものがあります。米麹からつくられる甘酒にはアルコール分が含まれないため、大人から子供まで広く飲むことができます。また腸内環境を整え、腸内フローラを改善する働きがあると言われています。

酒粕の甘酒はアルコール分を含むほか、そのままでは味がしないため、砂糖を加えて飲むのが一般的です。酒粕の甘酒にも便秘の改善を通した腸内環境の改善、脂質代謝など、様々な健康効果が指摘されています。

次に糖質についてみてみると、甘酒100gあたりのカロリーは81kcal、糖質は17.9gです。

同じ100gあたりのカロリーと糖質量を比較すると、牛乳でカロリー67kcal・糖質4.8g、コーラでカロリー46kcal・糖質11.4g、オレンジジュースでカロリー42kcal・糖質10.7gですから、糖質・カロリーともにかなり高い飲み物であるといえます。

糖尿病患者さんにとっての甘酒の健康効果は、このカロリー・糖質を踏まえて考える必要があります。それでは、近年の研究によってわかってきた甘酒の健康効果と注意点について順にみてみましょう。

血糖コントロールに効果も?甘酒に含まれる「レジスタントプロテイン」の働きとは

甘酒で、ものすごく血糖が悪化する人がいます。書き方には注意が必要です。

甘酒には「レジスタントプロテイン」と呼ばれる難消化性タンパク質が含まれています。レジスタントプロテインは消化管でなかなか消化・吸収されず、それゆえに様々な健康効果を持つことで注目されている成分です。

甘酒に含まれるレジスタントプロテインは、米のタンパク質の10%~15%を占める「プロラミン」です。プロラミンは米麹にも酒粕にも含まれていますが、特に酒粕に含まれるプロラミンについて研究が進んでいます。

プロラミンは脂肪の吸着作用が強く、脂質成分としてのコレステロールを体外に排出する働きをするため、肥満抑制・血中コレステロールの低下といった作用が生じます。また、糖尿病患者さんにできやすいと言われるコレステロール胆石の形成抑制効果も報告されています。

さらにプロラミンにはインスリン抵抗性を改善する血清アディポネクチンの増加作用もあるとされており、血糖コントロールの観点からも、今後の研究の進展が期待されます。

1 2 3

外食が多い?甘い物が好き?シーン別「今の食事」改善アドバイス
外食が多い?甘い物が好き?シーン別「今の食事」改善アドバイス

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

手帳派?アプリ派?血糖値やHbA1cなどの記録方法は?

体の異変に早めに気づくためには日々の自己管理が大切ですよね。体重や血糖値、HbA1cの推移を把握しておくのも管理方法の1つだと思います。
そこで、今回のテーマはこちら!
「手帳派?アプリ派?血糖値やHbA1cなどの記録方法は?」

このトークルームを見る

糖尿病とうまくつきあう食生活のコツ 糖尿病QUIZ(クイズ)食生活編

○○効果とは、最初に摂った食事の内容によって次の食事の後の血糖値の上昇が抑えられる効果のことを指す。

1.インスリン
2.セカンドミール
3.ポストミール

正解はこちら

記事ランキング

カテゴリ一覧

月2回届く糖尿病関連ニュースレター 管理栄養士監修 糖尿病レシピ

人気の糖尿病レシピ

レシピ一覧を見る

最新記事

糖尿病食レシピ

記事一覧を見る

おやつレシピ

記事一覧を見る

糖尿病と外食

記事一覧を見る

糖尿病の食事コラム

記事一覧を見る
×BannerBanner