食感もほろ苦さもおいしい爽やかな甘さのはっさくを楽しもう!
日本原産のおいしい柑橘、はっさくの歴史や栄養について知ろう!
スッキリした後味で、適度な甘さと酸味、そしてほのかな苦味がおいしい柑橘のはっさくはパリッとした食感も魅力で、人気の柑橘のひとつです。今回はそんなはっさくの歴史や栄養などについてご紹介します!
はっさくの豆知識や栄養価って?
はっさくは日本原産の柑橘類の一種で、江戸時代末期に広島で発見されました。
はっさくは「八朔」と書き、旧暦の8月1日(現在の9月)のことで、この頃には食べられるということから名付けられたそうです。しかし実際には収穫が始まるのは12月頃からで、1~2ヶ月ほど冷暗所で熟成させ酸味が落ち着いてから出荷されます。そのため食べごろの旬は2~3月頃となります。木成りで完熟させたものは3月中旬頃が収穫時期となり、4月中旬頃までが旬となります。
はっさくは文旦やサボンなどに近い雑柑で、皮は厚く、中袋(じょうのう)もやや厚いのですが、じょうのう膜の皮離れはよいので食べやすいです。その果肉はパリッとした食感と適度な甘さ、酸味、少しの苦味もあり、おいしい果物です。
はっさく(砂じょう、生)の可食部100g当たりの主な栄養価は以下です。
エネルギー 45kcal
水分 87.2g
たんぱく質 0.8g
脂質 0.1g
炭水化物 11.5g
カリウム 180mg
カルシウム 13mg
鉄 0.1mg
亜鉛 0.1mg
β-カロテン 21㎍
β-クリプトキサンチン 170㎍
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンB6 0.07mg
ビタミンC 40mg
水溶性食物繊維 0.2g
不溶性食物繊維 1.3g
食物繊維総量 1.5g など
(参照:食品成分データベース/文部科学省)