【医師監修】日本を代表する果物「柿」が持つ優れた効能とは

柿の「オレンジ色」に効能あり!

柿の特徴といえば、鮮やかなオレンジ色。この色を作り出している色素が、カロテノイドです。中でも、βカロテンとβクリプトキサンチンが多く含まれています。

βカロテンは抗酸化力の非常に高い物質で、活性酸素を除去し、動脈硬化やガンなどを抑制する可能性も示唆されています。また、必要に応じてビタミンAに変化し、粘膜を強化し免疫力を高めます。

βクリプトキサンチンは、温州みかんに多く含まれることで有名です。インスリン抵抗性を改善させる可能性が報告されており、糖尿病の進行抑制に効果があるとも言われています。特に、干し柿のβクリプトキサンチン含有量は、果物の中で最も高くなっています。

美肌のビタミンと呼ばれるビタミンCも豊富で、柿1個で1日の必要量がまかなえるほどです。ミネラルとしてはカリウムを多く含み、ナトリウムを排出して高血圧を防ぎます。

◎柿に含まれる主な栄養素(可食部100gあたり)

エネルギー 60kcal
たんぱく質 0.4g
脂質 0.2g
炭水化物 15.9g
ビタミンA(βクリプトキサンチン) 500μg
ビタミンA(βカロテン)  420μg
ビタミンC 40㎎
カリウム 170mg食物繊維 1.6g
など

柿の選び方と保存法

柿の実の成長に大きく関わっているのが、ヘタ。ヘタがしっかりしているものは果実も大きくずっしり詰まっています。大きく4枚揃っていてまだ緑色が残っているもの、果実にピッタリ張り付いているようなものがおすすめです。果実が扁平でヘタとの間にすき間があるようなものは、虫が入る可能性が高いのです。

同じ品種・産地の柿なら、赤みの濃いものを選びましょう。とはいえ、まだらに濃い赤に変色しているものは、虫の被害を受けている可能性があるので注意。全体的にむらなく色づいているものが理想的です。

「柿はすぐにジュクジュク柔らかくなってしまう」という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか? 実は、柿が店頭に並ぶまでに「渋抜き」という処理が行われています。この処理を行うと、柿の呼吸が活発になりエチレンガスを放出し続け、すぐに熟してしまうのです。できるだけ長くシャキシャキの食感を保つためには、ヘタの部分に水を含ませたティッシュやコットンを置き、ヘタを下にした状態でビニール袋などに入れて、冷蔵庫で保管しましょう。こうすると2~3週間は美味しくいただけますよ。

熟して柔らかくなってしまった柿は、冷凍してみてはいかがでしょうか。半解凍のシャーベット状態で頂いたり、ピューレにして調理に使うこともできます。

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