【医師監修】メタボリックシンドロームの対策に有効。果物のメリットを紹介します

果物は1日200gの摂取が大切

果物はエネルギーの量に対して、食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素の量が多く、大事な栄養が効率よく摂れる食材です。

日本糖尿病学会が発行した「糖尿病食事療法のための食品交換表」では、生鮮果物を1日に80kcal摂るように勧めています。この量は、みかんでは200g(中2個程度)に相当します。

日頃から果物を摂っていると、糖尿病や肥満だけではなく、高血圧やがん、脳卒中、骨粗しょう症など、さまざまな症状のリスクを減らせると考えられています。前の章で紹介した「毎日くだもの200グラム運動」は、こうしたメリットに着目し、果物を毎日の食生活に欠かせない品目として定着させることを目的とした取組みです。

参考として、この運動の公式ウェブサイトに掲載されている、みかん以外のおもな果物の200gの目安となる個数を紹介します。

・りんご(1個)
・ぶどう(1房)
・バナナ(2本)
・なし(1個)
・もも(2個)
・かき(2個)
・さくらんぼ(40粒)

ただし、糖尿病患者さんが果物を摂取する際は、事前に注意しなければいけないポイントがあります。

糖尿病患者さんには腎機能が低下している人が多く、糖尿病腎症は重大な合併症の1つです。糖尿病性腎症が第3期まで進行している糖尿病患者さんは、状態に応じたカリウムの制限を行わなければいけません。果物にはカリウムなどの栄養素が含まれていることがメリットと紹介しましたが、カリウム制限が必要な糖尿病患者さんはその特徴のために、果物の摂取に気を付ける必要があります。該当する主治医や管理栄養士に相談して、カリウムの摂取量を減らす方法を考えましょう。

体に良い上に甘くておいしい果物は、デザートやおやつにぴったりな食材です。また、果物を取り入れたメニューも多く、日々の食事をさらに充実させることもできます。腎機能が低下している糖尿病患者さんはカリウム摂取量に注意することが前提ですが、可能な人はメタボリックシンドロームの影響を回避するために、食品交換表の目安である1日200gを目標に果物を摂りましょう。

参照・参考
ヘルシーライフでメタボ対策
くだものの健康効果 | くだものと健康 | 果物ではじめる健康生活 毎日くだもの200グラム!
メタボリックシンドロームと関連する病気 | Metabolics | e-ヘルスネット 情報提供
糖尿病の食事のはなし(実践編) | 糖尿病情報センター

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