野菜や果物の摂取がリスクを抑制? 抗酸化物質と糖尿病の関係性とは

抗酸化物質の摂取は糖尿病リスクを抑える?

欧州糖尿病学会の医学誌「Diabetologia」に発表された「フランス国立保険医学研究機構」の研究では、抗酸化物質の摂取が2型糖尿病リスクにどのように影響するかについて調査が行われました。
研究では、フランス人女性を対象に行われたコホート研究「E3N-EPIC」の参加者6万4,223人を対象に、1993年から15年間にわたって追跡調査を行いました。調査開始時、参加者は2型糖尿病や心血管疾患を発症していませんでしたが、調査期間中に1,751人の参加者が2型糖尿病を発症しました。
調査では、参加者に食事に関するアンケートを実施し、200種類以上の食品の摂取譲許について調査しました。また、アンケートの結果から食品に含まれる抗酸化物質の量を算出し、参加者の抗酸化物質摂取量を解析しました。
その結果、抗酸化物質を多く摂取している参加者は摂取量が少ない参加者に比べて2型糖尿病リスクが最大27%低下していることが判明しました。また、1日に270㎎の抗酸化物質を摂取していると2型糖尿病リスクが低下し、270㎎以上摂取しても発症リスクに影響がないこともわかりました。
この結果を受けて研究者は、それぞれの栄養素が2型糖尿病発症リスクに与える影響について明らかではないとしながらも、抗酸化物質が豊富な食品の摂取が発症リスクの抑制につながる可能性があることを示唆しています。

厚生労働省では、1日の野菜摂取量として350g以上、果物の摂取量は200g以上を推奨しています。また、糖尿病の食事療法では果物の摂取量は1日80kcal(1単位)を推奨しています。今回ご紹介した情報も参考に、抗酸化物質の摂取を意識してみてはいかがでしょうか。

参照・参考
活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット 情報提供
抗酸化物質 | e-ヘルスネット 情報提供
Consumption of antioxidant-rich foods is associated with a lower risk of type 2 diabetes, study shows — ScienceDaily
健康日本21(第二次)|厚生労働省
科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013|3 食事療法

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