糖尿病の食事コラム

糖尿病患者さんが注意したい「夏バテ」を防止する食事のポイント&おすすめ食材

うだるような暑さが続く夏。夏バテになると食生活が乱れがちになってしまいます。糖尿病患者さんにとって、食事による血糖コントロールはとても大切なので、夏バテには注意したいところ。
そこで今回は、夏バテを防止する食事のポイントや、おすすめの食材をご紹介します。



「夏バテ」の3大原因とは?

夏バテと一口に言っても、症状や原因はさまざま。今回は、主な3つの原因について紹介します。


■発汗による水分・ミネラルの不足=脱水症

暑さで汗をかくことにより、体内の水分やミネラルが体外へと排出されてしまいます。その結果、脱水状態になり、気分が悪くなるなど、夏バテの症状が現れます。


■暑さによる食欲不振=栄養不足

消化酵素は、体温37度の状態が一番よく働きます。暑さによって体温が上がったり、冷房や冷たい飲み物によって体温が下がり過ぎると、消化器系の機能が低下し、食欲不振となってしまうのです。
栄養素が不足すると、体力が落ちてしまい、だるさや疲労感が続きます。


■室内外の温度差による自律神経の乱れ=自律神経失調症

夏は、暑い屋外と、冷房で冷えきった屋内との温度差が激しく、自律神経がこれに対応しきれず、めまいや立ちくらみを引き起こすことも。また、自律神経の乱れが、胃腸の不調や全身の倦怠感を招きます。



夏バテを予防する食事のポイントとオススメ食材


(1)食事は量より質で選ぶ

消化に良く胃に負担がかからない、良質な「たんぱく質(肉、魚、卵など)」や「ビタミン(野菜、果物など)」、「ミネラル(海藻類、牛乳など)」をバランス良く摂りましょう。暑さで食欲がなければ、少しずつでもいいので1日3食、規則正しく食事をとります。簡単な麺類は、のど越しも良く食欲のない夏にピッタリですが、炭水化物がメインとなってしまい、バランスも悪いので控えましょう。


(2)香辛料や薬味で食欲UP

「とうがらし」や「わさび」、「こしょう」、「カレー粉」などの香辛料で料理の味付けをすると、食欲増進の効果があります。また、「しょうが」や「にんにく」、「ねぎ」、「みょうが」といった薬味は、料理に香りをプラスし、さっぱりと食べることができます。


(3)冷たいものを摂り過ぎない

暑いからといって冷たい飲み物やアイスなどを摂り過ぎてしまうと、胃腸が疲れて食欲が減退してしまいます。特に、清涼飲料水には糖分が多く含まれているため、糖尿病患者さんは、水やお茶で水分補給をするように心がけましょう。


(4)野菜や果物で水分&ミネラルを補給

汗とともに体外へと排出されてしまう「水分」や「ミネラル」は、新鮮な野菜や果物を食べて補いましょう。ビタミンも汗とともに流れてしまうので、緑黄色野菜(トマト、ピーマン、オクラ、モロヘイヤなど)をたっぷりと摂るのがオススメ。果物はたくさん食べると糖分の摂り過ぎとなるので注意が必要です。


(5)ビタミンB1を補給も忘れずに

気温が上昇すると、体内で「ビタミンB1」が消費される量が増えます。ビタミンB1は糖質をエネルギーへと変えるのに不可欠な栄養素。夏場は特にビタミンB1が多く消費されるため、豚肉やレバー、うなぎ、大豆などを食べて、他の季節よりも積極的に補いましょう。


(6)乳酸菌のパワーで免疫力UP

食欲不振などで栄養バランスが偏ると、免疫力が低下してしまいます。夏場の細菌やウイルスから身を守るためにも、「乳酸菌」を取り入れて免疫力をUPしましょう。生きて腸まで届く乳酸菌が含まれる、漬物やみそ、納豆などがオススメ。



バランスの良い食事で、夏バテ知らずの体をつくろう!

夏は、健康な人でも食欲が落ちてしまう季節。
糖尿病患者さんは、日頃の食事療法で良好に保ってきた血糖コントロールが、夏バテによって乱れないように気を付けたいもの。


規則正しい生活と、バランスの良い食事で、暑い夏を元気に乗り越えましょう。

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糖尿病とうまくつきあう食生活のコツ

次の食材のうち、血糖値を上げにくいものがどれでしょう?

1.うどん
2.玄米
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