【医師監修】健康のために推奨される「水飲み習慣」とは?

1日に必要な「水飲み」量は?

成人にとって、1日に摂取する必要のある水分量はおよそ2.5lであると言われています。このうち食事を通して摂取されたり、体内で作り出される水分を差し引き、「飲む」ことで摂取すべき水分量はおよそ1.2lです。

水分が不足すると熱中症の危険が高まるばかりではなく、重篤な疾患を引き起こし、命に関わることがあります。厚生労働省では「健康のために水を飲もう」推進運動を実施し、積極的な水分補給を推奨しています。

水分不足が心疾患・脳血管疾患を引き起こす

体内の水分が不足すると血液の粘度が高まり、血栓ができやすくなって心疾患や脳血管疾患の危険が高まります。飛行機での旅行中に発症する「エコノミークラス症候群」を予防するためにも、フライト中に失われる水分量をしっかり補給することが必要であるとされています。

のどが渇かなくても「水飲み」は必要?

のどが渇くのは脱水症状の危険シグナルですが、のどが渇いていなくても水分補給をした方がいい場合もあります。高齢の方はあまりのどの渇きを感じないことがあるため、特に暑い時期には水分補給を意識的に行いましょう。

また、運動中は発汗によって水分が失われるため、こまめな水分補給が不可欠です。運動の程度にもよりますが、15~20分ごとに200ml程度の水分を摂取する必要があります。ただしがぶ飲みするのではなく、少しずつ摂取するよう注意が必要です。ウォーキングなどに出かける際には、水筒やペットボトルを持参しましょう。

熱中症予防の観点からは水分だけでなく、発汗で失われた塩分を補う必要があります。この場合は、0.1%~0.2%の食塩水で補うことができます。

お茶やコーヒー、ビールは逆効果?

お茶やコーヒーに含まれるカフェイン、ビールに含まれるアルコールは利尿作用があるため、かえって脱水症状を促す危険があります。「ビールを10本飲むと11本分の尿が出る」と言われるとおり、実際には摂取した以上の水分が出ていってしまうのです。

中高年の方がゴルフのプレー中、急性の心筋梗塞に倒れる例も多発しています。汗をかいた後のビールは格別ですが、ビールを楽しむだけでなく、水分もしっかりとっておくことが必要です。

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